記事流れるようで優雅な草書体

漢字の書体は日本が発祥ではなく、ほとんどが中国で発祥したものになります。

書体の中でも、草書体は、中国の唐代で発展した書体です。
印鑑にも使われることがある書体ですが、扱っている店は意外と少なかったりします。
素早く書くことを考えて作られた文字になるのですが、早く書きたいがために文字を省略する特徴があり、加えて、文字ごとに独特の省略方法をとるため、それぞれの省略法を覚えない限り、うまく使っていくことができません。
そして書家によっても省略の仕方や書き方に違いがあるため、一つの文字でも幾通りかの書き方が出来上がってしまいます。

草書体といえば、文字を続けて崩していくという特徴があるのですが、草書体が作られた初期のころは一字ずつ崩していました。
これが次第に発展して連続で崩すようになっていったのです。

草書体の「草」という文字には、下書きという意味もあり、早く書くだけではなく他の書体の下書きにも使われていたといわれています。

この草書体を整えたものが行書体であり、大きな区別はないのですが、一般的には、省略するものが多いものを草書体と呼び、省略が少ないものを行書体と呼んでいます。

印鑑書体としての草書体は流れるような文字になるため、印影はとても美しくなり、女性的なイメージを持ちます。
省略があるために少し読みにくさがありますが、実印として登録することもできる複製されにくい書体でもあるといえるのです。

認印に適した書体は?