記事しっかりとした手仕上げの認印

認印は、機械彫りの印鑑で十分だ、という人がいます。

三文判は認印の書体として頻繁に使用される古印体の印影から彫って仕上げるまで、基本的にすべてを機械による作業で行います。
こういった印鑑の作成方法を「機械彫り」というわけですが、当然機械による正確な作業で作られるのですから、どうしても同型印が多数生まれてしまいます。
大量生産することによって価格を抑え販売している印鑑ですから、同型印も同時に多数生まれてくるのは当然です。
ですが、こういった印鑑はあくまでも機械で彫ったという無機質な感じしかしません。

印鑑というものは、日本の文化の一つともいえます。
たかが認印などと思うことも少しさびしくはないでしょうか。
そこで、機械彫りよりも手仕上げの認印もあるわけですから、価格も安くなっているような認印を使ってみるということもいいと思いませんか。

機械彫りは印面の全てを完全に機械で彫るため、人件費がかからず、そのためとても価格が安いのですが、手仕上げの場合、印影を描くのと最後の仕上げを手作業で行い、彫る作業だけを機械で進めます。
そのため印影には手彫りで作られた印鑑と同じような認印が残りますし、同時に価格も下げることができるのです。

インターネット店舗で販売されている、即日発送に対応しているような印鑑の場合、そのほとんどが手仕上げで作られています。
手仕上げを使うことにより、さすがに高級印材を使った印鑑には少しさびしいですが、価格を抑えた印材であれば、機械彫りよりはずっと素晴らしい印影の認印が出来上がるのです。
今では手仕上げであっても、3000円以下で天然材を使った認印を作ることができるので、認印は全て機械彫りでいいとか思わずに、手仕上げによる認印も、一度考えてみるのはどうでしょうか。

それは同時に、日本独自の文化である印鑑という伝統文化を考える、大切なことになるのです。